地名学

『地名学』(ちめいがく)は、各地の地名の由来や地域の成り立ちなどを研究する学問のことを言う。地図学の派生分野として扱われることも多く、歴史学や民俗学などとの関係も深い。『風土記』が日本最古の地名学的な文献と言われる。地名は、その土地の地形や歴史、ゆかりのある人物の名前などに由来して命名されることが多く、特定の自然物、例えば「山」「木」「川」「稲」「畑」などを使って地名を決めることも多かった。そのため、古くからある地域で「畑」などの文字が使われている場合、昔その周辺に畑があった可能性が高いのである。しかし、地名学はまだ研究途中の部分も多いため、俗語源の方が先に認知されてしまうことも少なくない。その背景に地名学は、民俗的な要素が詰まっているということがあるからである。外国に比べ、日本ではまだまだ地名学は研究の対象となることが少なく、学問の分類に属さないという考えを持つ教授も多いようだ。